純恋〜スミレ〜【完】

「叶恋……お願い……無事でいて……――」


空から何かが降ってきた。


チラチラと舞落ちる雪。


ああ、そうだ。


あの夢の時も、同じように雪が降っていた。


冷たい雪があたしの体を容赦なく消耗させる。


だけど、頭の中にあるのは叶恋のことだけ。
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