疲れ切った心


「悠斗、お待たせ」



肩に掛けてあるスクバをあさりながら悠斗が居るソファーに近づいた。



「・・・・・あれ?」



荷物の確認が終わり、悠斗の座っている場所を見ると、誰も居なかった。



何処行ったの・・・・?



先に帰ったのかと思ったけど、机の上には教科書やノートが開いたままだった。



まさかと思い、ソファーを覗くとそのまさかだった。



ソファーと机の間に移動し、ノートの前でしゃがんだ。



そういえばもうすぐテストだったっけ・・・・・



「ここ間違ってるし」



ノートを見て笑みがこぼれた。



えーと・・・確か・・・・



また自分のスクバをあさり、ルーズリーフを出した。



悠斗のシャーペンを借りてリーズルーフに書き込むと、ノートの間に挟み、ノートと教科書を全部閉じた。




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