疲れ切った心
悠斗side




「んっ・・・・」



手探りで珠理を探した。



珠理・・・・



何処を探しても珠理は居ない。



「珠理!?」



飛び起きると、人の気配すら感じなかった。



もう、帰ったのか・・・・・。



窓からは月明かりが射している。



そりゃあ帰ったよな。



明日顔合わせだって言ってたし。



さり気無く机を見ると、一枚の手紙があった。



珠理・・・・・?



手だけを伸ばして手紙を取った。



珠理らしいシンプルな青い便箋。



封筒には、綺麗な字で“悠斗へ”と書かれていた。



裏には“珠理より”と書いてあった。



やっぱり珠理だ。



ゆっくりと中身を取り出して読み始めた。
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