疲れ切った心




翌日、悠斗と一緒に中々進まない足で家の前まで来ていた。



「やっぱり、怖い」



楽しそうに笑ってたら?



私のことなんて忘れてたら?




「なら、庭から様子見るか?」


「うん・・・・」



悠斗に手を引かれ、庭に入った。



あ・・・・・



洗濯物の干し方がグチャグチャ。



どうしたんだろう・・・・・



「珠理、2人共居るぞ」



悠斗に言われ、リビングを覗きこんだ。



どうして?



どうしてお父さんも居るの?



「洋子、一口だけでも食べてくれ」



お粥を食べさせようとするお父さん。



「おばさん、ボロボロだな」



うん・・・・・



魂が抜けてる感じ。



「洋子、いい加減にしろ。お前がその様子だと珠理が帰って来た時に自分を責めるだろ?」



お父さん・・・・・



「私が、あんなこと話したから・・・・・・。私が珠理を追いつめてしまった・・・・・」



魂が抜けた状態で、頬にな無駄が伝った。



お母さん・・・・・



「洋子のせいだけではない。仕事ばかりしていた私も悪い」



お父さん・・・・・



きっとこの洗濯物、お父さんが干したんだ。
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