疲れ切った心



「美味し~い。毎日こんなに美味しいご飯を食べてるなんて悠斗が羨ましいわ」



「黙って食えよ」


「冷たいわね。あ、今日はココに泊るから」



「はぁ!?」


「だって珠理ちゃんと同居してるなんて知らなくてホテル取ってないんだもん」


「マジかよ・・・・」



「いいじゃない。久しぶりに親孝行しなくちゃね」


「笑うな」



最近自然と笑えるようになった。



学校を辞めて正解だったのかもしれない。



仕事先でも、舞さんと准さんが私を自然体で居させてくれる。



「しょーがねぇな。明日帰るんだろ?」



「明日も居るわよ。明後日帰るの」



「親父どうすんだよ。」

「カレーの作り置きしてきたからご飯は大丈夫。洗濯物も心配ないから、帰ったら大掃除ね」



カレーの作り置きって、もしかしてお義母様が居ない間、ずっとカレー・・・・?



「本気かよ・・・・・」



「本気よ」



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