疲れ切った心



「この道歩くのも久しぶりだな・・・・・」



アパートまでの道を2人並んで歩く。



「名残惜しい?」



「そうだね」



別に学校生活なんて楽しいとは思ったことはなかった。



それでも心は素直で、楽しいと思っていたんだ。



「4月1日、また会えるだろ?」



「うん」



3年A組が再び集まる4月1日。



「それまでに結婚の報告が出来てたらいいな」



「そうだね」


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