疲れ切った心



「絶対呼ぶから絶対来いよ」



「当たり前」


「2人の晴れ姿這ってでも見に行くかんな!」



私達は相談した結果、親達の期待に応えて結婚式をすることにした。



日取りや式の準備は徐々に進行していき、6月1日の大安の日の予定。



「ってことで前に紙置いとくから住所と連絡先書いてくんね?」



なんと大雑把の提案。



「はいはい」


「分かったよ」



クラスの人が順番に紙に書き込んでくれる。



人に潰される前に後ろの方に移動した。



すると、書き終わった女子が集まって来た。



「おめでとう、珠理ちゃん」


「どうやって悠斗落したの?」


「珠理ちゃんのウエディング姿か~」


「綺麗なんだろうね」



なんて言われて顔が真っ赤になったのは言うまでも無い。
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