疲れ切った心


「結構並んでるね」



お化け屋敷をやっているという3年生のクラスまでやって来ると、長蛇になっていた。



「どうする?」


竹下が海に問いかける。



「折角だし並ぼうぜ」



2人が並ぼうと最後尾の方へ向って歩き出した。



「珠理?」



珠理を呼んでも気付かず立ち竦んでいた。



「珠理?珠理!」



2,3回呼ぶと、ハッとしたように反応した。



「どうしたんだよ。顔が真っ青だぞ?」



珠理の顔はものすごく血の気が引いていた。



「もしかして、お化けが怖いのか?」


「違う・・・・・」



あの珠理がビクビクしている。



「じゃあ幽霊が怖いとか?」



お化けと一緒だと思うけど・・・・・・



だが、今回は返事が返ってこなかった。
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