好きな人の忘れ方







気がつけば、時刻は9時を過ぎていて



私はどうしようか考えていた








「どうした?」

「うん・・・」

「・・・・」




啓太郎と言えば、テレビを見ながら『誰だこれ』とか『ほー』とか、まるで遠いとこから帰ってきたばかりのおっさんみたいなことを呟いていて



さっきまで手にあったノートみたいな物体は一体どこへ行ったんだとか思う









「用事あんだろ?」

「・・・・・」


「時間だぞ」

「・・・・・」

「啓太郎も一緒に行く、の?」

「さあ?」

「・・・・・・・行くって顔してるね」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「だから嫌なんだよ」

「・・・・い、や?」

「知ってるヤツだと、いちいちバレる」

「・・・・・」

「7日間は居る。常に隣に。それが決まりだ」

「・・・・・そっか」

「・・・・ああ」





ゆっくりと立ち上がる私を、啓太郎が見てるのが分かったけど



私には啓太郎を見る事が出来なかった





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