アルバ…
別れ
私たちはいつでも仲が良かった。

心配していた倦怠期もなく、みんなに羨ましがられていた。




なにかあるごとに記念撮影をしていた。


今年も和真の誕生日が訪れた。


プレゼントは一生懸命勉強したケーキ。

いいお嫁さんになるため。

私が高校を卒業したら結婚する予定。

夏休みに

「お前と一生一緒にいたい。お前が卒業したら結婚しよう。」

ってプロポーズされた。

その時ももちろん号泣。

私の人生こんなに幸せでいいのかな?


不安になっちゃうな…




「誕生日おめでとう~!!!」


「ありがとう!さて、今回のプレゼントは?」

そんなこと言われたら怖いよ!!

「け…ケーキです!」

勢いで突出した。

「まじで!?嬉しい♪去年のこと覚えてたの?」

「うん!」

頭を撫でられた。

私はこういうのがすごく好きだった。

これからもずっとこうしていられると思ってた。



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