『好き』を言えるまで
それは、私がまだ小学生になったばかりの頃だった
お母さんは優しく皆から慕われお父さんは大手企業の社長だった
私は二人が大好きで幸せで…
りっちゃんと亮也は小さいときから一緒、兄弟のいない私は
本当に慕っていたの
ある日の暗い夜だった
私は両親が仕事から帰るのを一人で待っていた。
すると、外から叫び声と人が倒れる音がした
私は好奇心が先にたち二階からそっと覗いてみた
そこにはつきの光に照らされ倒れる両親の姿があった。