僕は、女性恐怖症
「転校生がこのクラスに来るんだ。しかも……。」

『しかも……?』

「かわいい女の子が来るんだー!!」

『へえー、そう。』

そう僕が言うと貴志は、席でずっこけた。

「おいおい祥司、感想はそれだけかよ。かわいい女の子だぞかわいい女の子。」

『いやでも、僕には関係ないし。』

「フッフッフ。」

貴志は、そう言うと怪しい笑みを浮かべた。

『なんだよ、気持ち悪いな。』

「それが、関係あるんだよ。」
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