もし・・・。

15HR

「綺麗だ・・・。」
私も思わず声を出してしまった
「来羽が感心するなんて、初めて見ちゃった」
「私だって感動ぐらいするよ」
「何気に涙もろかったり?」
「それはない」
こんな話をしながら、クラス発表の紙の所へ行く
「えっと、私は5組!来羽は・・・5組だぁ!!!ヤッター、一緒一緒」
「本当だ。5組ってどこ?」
「もっと喜んでよ〜この、美奈様と一緒になれたんだから」
「あー、はいはい、うれしーな」
「めっちゃ、棒読みなんだけど・・・。」
美奈が膨れっ面をして、私をにらむ
「早く教室行こう」
私はささっと歩き出した
「ちょっと来羽話は終わってないってば〜」
後から美奈が付いてくる
美奈が追いついてお互いに笑い合った
「ここ、5組」
「私のマイルームだぁ」
「美奈のだけじゃない」
「わかってる〜」
私は教室のドアを開けて中に入ると、もうほとんどの人が席に座っていた
私と美奈も席へ着く
「じゃ、また後で」
「うん」
私の席は1番後ろだった
私の隣はまだいなかった
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