Platinum Kingdom【完全完結】
私は客室に着いた。
…着いたはいいけど、どうしよう。
…ここに来て、心臓がドキドキなりまくっている。
緊張、する…。
この扉の向こうに、遥翔がいるんだ。
そう思ったら瞬間、
「…!」
手が無意識にノックしていた。
中からは、
「はい」
―――愛しい、彼の声。
扉の向こうに、遥翔がいるんだ。
そう思ったら、また体が無意識に動いて、中に入っていた。
「…遥、翔」
その時、遥翔はコーヒーカップを机の上に置いていた。
けれど私が名前を呼んだ瞬間、パッと私の方に向き、
「…更紗…!!」
私の名を呼ぶと、ソファーから立ち、私の方に来て、抱き締めた。