君ニ恋シテル


「百合香ちゃんはaquablueの曲聴いたりするの?」

「!」

いきなりのてっちゃんからの質問に、ビクンとなる百合香ちゃん。

みるみるうちに顔が赤くなる。


「あまり…というか、全く聴かないですわ」

「そうなんだ」

百合香ちゃんはこくりと頷いた。


「マジで!?もったいないよそれ!めっちゃ良い曲沢山あるから!」

「そうだよー!小沢ちゃん今度CD貸したげる!」

「そ、そう…そこまで言うなら、聴いてみようかしら」

逞くんと亜紀ちゃんの言葉に答えながらも、百合香ちゃんの視線はてっちゃんへと向いたまま。

てっちゃんがニコッと笑うと、百合香ちゃんの顔はさらに真っ赤になった。


「私もaquablueのコンサートに行けばよかったわ…そしたらあなた達みたいに徹平くんに会えていたかも」

小さな声で呟く百合香ちゃん。


「そ、そうだね」

また睨まれるかもと少し身構えるも、そんなことはなかった。

どうやら機嫌は直ったらしい。

よかった…。
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