君ニ恋シテル


「でねっ…」

亜紀ちゃんの話はまだまだ終わりそうにない。

そんな亜紀ちゃんの話を、逞くんとてっちゃんは驚きながらも楽しそうに聞いている。


「でも…いいわね。ケーキ屋で二人と話せたなんて…」

百合香ちゃんは私にしか聞こえないくらいの声で囁いた。


「うん…ほんとビックリだったよ」

私も小さな声で呟く。


「…………。」

あ、あれ?
返事がない…。


百合香ちゃんは無言のままコーヒーを一口飲んだ。


もしかして、怒ってる…?

明らかに不機嫌な横顔。

私はその威圧感にまたもやびくびくしてしまい、黙ることしかできなかった。


aquablueのコンサートでの話題になると、百合香ちゃんは更に不機嫌な顔になる。

そして…亜紀ちゃんが全部話終わると、百合香ちゃんは「凄いわね」と一言。

声が…怒ってるよぉ。


だけどやっぱり亜紀ちゃんは何も感じないのか楽しそう。
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