君ニ恋シテル


「亜紀ちゃんはお酒飲んだりするの?」

「んー、私はたまに飲む感じかなぁ」

今度はお酒の話を始める逞くんと亜紀ちゃん。


「優奈ちゃんと百合香ちゃんはお酒飲むの?」

するといきなりてっちゃんが話しかけてきた。


「たっ、たしなみ程度ですわよ!」

緊張のあまりか、変な受け答えになってしまった百合香ちゃん。

真っ赤になった百合香ちゃんに、てっちゃんは笑顔を向けた。


「私もたまに飲む程度で……」

「あっ!そうだ!優奈は徹平と同じお酒が好きなんだよね!」

私の声に覆い被さるように、亜紀ちゃんが話に入ってきた。


「同じお酒?」

「…は、はいっ!えっと…あ、あのピーチの酎ハイ…この前逞くんのブログで紹介してた…」

「ああ!あれ美味しいよね」

「はい…!美味しい…です」

わぁーどうしよう!
てっちゃんの視線が私に向いている。声が震えそう…。

亜紀ちゃんが話してくれなかったらきっと、自分からは同じお酒が好きなんて話せなかっただろうから、言ってくれて感謝なんだけど…ドキドキしちゃって涙目になる。

私はどれだけ緊張してるんだろう。

ちょっと自分が情けなくなるよ…。
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