君ニ恋シテル
うわっ!!
セントラルコートを目の前にし突如視界に入ってきたのは、沢山の人だった。
吹き抜けになっている二階にも観客がいっぱい。
見渡す限り、人!人!人!
背伸びをしてステージのほうを見る。
Boy★2の姿は…ない。
周りを見ると、『徹平LOVE』『逞大好き』などと書かれた手作りのうちわやボードを持っている子が沢山いる。
「ヤバイ…徹平くん」
「逞もだよ…めちゃくちゃカッコイイ…さっき挨拶で出てきたとたん心臓止まるかと思った。
あー!早く歌聞きたい。まだかなぁ…」
…どうやら、今は歌の準備待ちらしい。
みんな口々に、ヤバイ、カッコイイと話している。
ずっと二人の名前を叫んでる子もいれば、すでに感動しすぎたのか泣いてる子もいた。
さすがBoy★2…凄い人気。
すると、司会者の人に動きがあり、会場がざわめきだす。
「Boy★2の歌の準備がととのったようです!
それでは、登場してもらいましょう!どうぞ!」