ナンパ男との恋3
「輝樹、携帯鳴ってるよ?」

そう言いながら
不安そうに携帯を差し出す。

電源落とすの忘れてた・・・

女じゃなけりゃいいが・・・

と、名前を確認すると

・・・健二か。

少しだけ、安心した所で
電話に出た。

「明日の飲み会
行けそうっすか??」

忘れてた。
やべぇ・・・
春菜に言ってなかった。

「あぁ、明日電話する」

そう言って電話を切った直後

「どうしたの・・?」

心配そうな春菜。

「明日、飲み会だった。
帰り遅いから
先寝とけよ?」

「あ、うん・・・分かった。」

分かったって言いながら
不安そうな顔しやがって・・
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