ナンパ男との恋 3巻
「なるべく早く帰るから
春菜も いつも通りに過ごせよ」

「うん・・?」

意味分かってねぇな・・・

「どっかで寄り道すんなよ?」

「あっ、うん。分かった」

・・今、分かったか。

1ヶ月に2,3回、
飲み会の度に
本当に、
春菜放っといて大丈夫かよ?
と思いながら
毎回、同じ事を言ってしまう自分がいる。

信用してないとかじゃなく、

春菜の場合・・・・

疑うことをしらないというか、
単純細胞なのか、
ちゃんと言わないと
とんでもない事をやらかす。

まぁ・・・言ってても
やらかす時は、やらかすが・・・

明日は、あんまり
飲まないよう
早く帰れるようにするか・・・

とは思ってはいるものの
健二達相手だと・・・

やべぇ、やっぱ心配だな。


「明日、夜 電話すっから」

「うん?分かった」

同棲してんのに、
飲みに行くだけで
心配になるなんて
俺、

完全に 頭
どうにかしてるな・・

< 11 / 216 >

この作品をシェア

pagetop