それでもオレは愛してる(>_<)
 それを見て、将の奴はますます楽しそうに笑った。

 「無理に、隠そうとしたって、駄目ですよ。…だって、佐伯さん、僕達の事も、ル・フェスの事も、ニコ運の事も、大好きでしょう?」

 う、うううううっ。

 違うと言いたいのに、言えないっ。

 「ほら、意地はらないで、言っちゃった方が楽になれますよ?」

 おまえは、カツ丼エサに自白させる刑事かーっっっっ!

 …はぁ。

 とはいえ。

 「愛してるさ。」

 なるべく、軽く伝わるように言ってみた。

 「ル・フェスも、おまえ等も、ニコ運も、みんな。」

 本気で。

 「それがこの世から消えたときに、生きていけないと思えるぐらいかけがえのない大切な存在を、なんて呼べば良いのか、オレは知らない。でも、例えば空気のように。例えば水のように。なくなってしまったとしたら、すぐに生けていけなくなるようなものが、オレにとってのおまえ達なんだ。」


 だから。
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