《完》嫌われ教師の腕の中
颯斗は私を引きとめようとはしなかった・・・



私は颯斗一人を置いて…生徒指導室を出て行った。



私は苦しむ颯斗が見たくなくて…





でも・・・


瞳の奥に潜む熱い感情が涙になってポロポロと零れ落ちてゆく。


本当はずっと颯斗のそばにいたい・・・


颯斗の腕の中に永遠に囚われていたい・・・



また…私は愛するの人を失ってしまった。

迷宮に逆戻りしていく。




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