夢の続きで逢えたら

「な、なんだよ二人とも!そんなにオーディションのことばっか気にして!余裕に決まってんだろ!」

「浩二…」

「だよな!問題ないな!んじゃおれちょっと小便」


そう言ってその場から歩き出した大輔は、

またタバコをくわえたが、立ち止まり、



「やっぱ大きい方だわ」

そうニヤリと照れ笑いをして、タバコを戻すと、もう一度トイレの方向へ歩き出す。




遠くの方で、大輔がゴミ箱にまだ残っていたはずのタバコを投げ捨てるのが見えた。



僕と浩二は目を合わせ、

さっきの大輔のように、互いにニヤリと笑い、

見えなくなるまでその後ろ姿を目で追った。





.
< 140 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop