虹の音



もうじき夢が覚める。

時間が戻るんだね。


ありがとう神様。


さよなら。






…キーンコーンカーンコーン…


遠くでチャイム音が聞こえた。



真っ白だった視界が徐々に色づいていく。


そしてやがてハッキリと、あたしの瞳に映し出された景色。



「……ここは…」


教室…?



あたしはとある教室の窓際一番後ろの席に座っていた。


ふっと、窓の外を見る。


見慣れた景色。

南側にきれいに並ぶ桜の木。



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