俺がお前を守るからだからお前は…

 「萌。元気か?」

 俺のせいだけど。

 そうきかずにいられない。

 萌は拘束されているわけでも、飢えているわけでもない。

 部屋に軟禁されているだけだった。

 「うん。元気だよ。」

 その顔に疲労が見える。

 南は何故、俺を連れてきたのだろう。

 それは萌も思っているらしい。

 俺の顔を見てきた。

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