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夜の端
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「タフなんかじゃな
いよ」
ぜんぜん。
「同じクラスでさ、
絶対なんかされてる
だろ。きみひろ!
お前知ってんだろ」
「知ってるよ」
あたたかくて甘い匂
いがふわっとして、
湯気の立つ紅茶が前
に置かれる。
「今、氷なくて……
ホットだけど。苦手
じゃなかったら飲ん
で」
明るい紅の水色に
輪切りのレモン
が浮いている。
「いただきます」
焼きたてパンのよう
な、厚みのあるカッ
プに口づける。
ほの甘い飲み物は、
じんわり喉を潤して
いき、柑橘類の匂い
が爽やかに鼻孔をぬ
ける。
ふいに
涙腺がゆるみそうに
なった。
鼻の奥がつまる。