゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。

*夜は燃えつきた


 午前3時59分。ま

だ、夜は深い。五色

橋にさしかかったと

ころで、よしおが立

ち止まる。

「残った花火、やっ

ちまおうぜ!」

元気に河原へ飛びお

りて、手招きする。

「あたしも!」

みゆは荷物をひきず

って、コンクリート

の階段をおりていく



「あした学校だろ」

きみひろは形だけい

さめて、彼らに続い

た。顔がにやついて

いる。なおは階段を

下っていきながら、

腹を抱えて笑いだし

た。スイッチを押さ

れたように、他の3

人も腹を抱えた。し

ばらく爆笑する。

「やっべぇ、まじ大

 成功じゃん?」

「スッキリわ~」

「やりすぎたかな? 
あんなに上手くいく

とは……」

「このみ居なくてよ

 かった」


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