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夜の端
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うっ、と口をゆがめ
て下むきになった靴
を裏返すと、びちび
ちにミミズがつまっ
ていた。こめかみを
つるりと汗が伝う。
ぎりぎりと唇をかみ
ながらそれを持ちあ
げ、靴底をたたく。
ばらばらと、
くねくねしたミミズ
が落下する。涙の膜
が張った目でなかを
たしかめる。中じき
に、潰れたミミズが
数本へばりついてい
る。
気持ちわるい。
震える手でつかみ
あげ、トイレにかけ
こむ。ありったけ蛇
口を解放した。せっ
けんをつけて、手を
洗い、クレンザーを
ふりまくった靴を、
滝のような水の下に
並べて、肩で息をす
る。羽毛のように軽
やかにくすくす笑う
声が降ってくる。悪
意に満ちたざわめき
が押し寄せてくる。