Forbidden Love
「茜さ…あの人がいなくなってから

毎日どんな事考えてる?」



私は…このレオくんのいない2ヶ月…ずっと――



「…ハァ。
…ほっぺ…叩いてごめんねι?

平気?」



『うん、平気…』



「言わなくてもその顔見れば分かる。

…けじめつけなよ?」



結子はふっと微笑むと私に背を向けた。



『結子…』


「ん?」


『あのさ…ありがとう…。

それと…ごめんなさい』




私はバカだった。

沈む太陽を惜しむばかりで…

昇る朝日を見ようともしなかった。



後悔の毎日を変えようとも思わなかった。




…そのきっかけをくれた結子…


ありがとう――。



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