地味なあの子は鬼狩り少女 〜地味子の決意〜【改稿中】




「……………」



恐る恐る上を向くと、清潔そうな白いカッターシャツが目に入った。


細身の体に、整った顔だち。


黒いサラサラの髪。


……それは間違いなく、



「――おぅっ、はよう坂下君」



昨日から私が考え込んでいた原因、坂下君だった。



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