わたしを変えてくれたあなたへ【未完】
「よっしゃ!最高額きた〜っ!!」
授業終了を告げるチャイムと同時に小さくガッツポーズ。
『¥100000』
わたしのからだを勝ち取った人の名前は“パパ”
結局いつも通りわたしをパパが落札した。ここ最近はオークションをしても落札するのはパパばっかり。
夜7時。
「パパお待たせ!」
「んー…ちゅーしてくれたら許したる!」
「ごめんやけど、なつちゅーはしやんから♪」
「わかってるって!夏奈が俺と遊んでくれるだけで俺は十分♪」
夏奈っていうのはオークションをする時の名前。
春の次は夏やから。ただそれだけ。
わたしはなつ。
からだを売ってるわたしは決して春奈じゃない。