恋愛モラトリアム~夢見る乙女のオフィスラブ~

「また今度、ね?」

「はい」

 係長はそれから足早に街の方へと去って行った。

 私の決意が、水の泡。

 しょうがない。

 今日は大人しく帰るか。

 ……梨香の部屋に。

「女よ、きっと」

 梨香はキッパリとこう言ってのけた。

「そんなまさか」

 彼女はいないと言っていたし、

 私たち、結構いい雰囲気なのに。

「彼女はいなくても、彼女候補ならたくさんいるかもしれないじゃない」

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