恋愛モラトリアム~夢見る乙女のオフィスラブ~

「二人とも、ほんとキレイだね」

 誉められるのは悪い気がしない。

 努力が報われているのだと実感できるから。

「頑張ってるもん。ねぇ、ゆめ」

 梨香は私が退屈しないように気を使ってくれる。

「うん」

 気のきいた返しはできないけれど、

 人見知りでも男たちと打ち解けて話ができるようにはなる。

「マスターもたまには本当のこと言うんだな」

「ちょっとぉ。俺がいつも嘘言ってるみたいじゃないですか」

 健吾も加わり、盛り上がっていく。

 だけどついつい酔っぱらってしまうと……

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