恋愛モラトリアム~夢見る乙女のオフィスラブ~

「いやいや、謝るのは俺のほうだから」

 申し訳なさそうな顔をして、

 私を見つめる彼。

「いえ、私もぼーっとしちゃってて」

「急に突っ込んでしまって、本当に申し訳ない」

 名前、何ていうのかな?

「なあ、足、腫れてるぞ」

 しゃがんだ大輔がそういうと

 みんなの視線が私の脚に。

 毎日美脚体操しててよかった。

「係長、確か救急箱に湿布がありましたよね」

 大輔の横にいる女子社員がそう告げると、

「ああ、あった気がする。持ってきて」

 と力強く返答する。

 係長……イケメン上司!

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