【企画】バトル、それは甘美なかほり【キャラバト】
悲鳴だけ聞いたらそんなレッテルを貼られてしまうだろう。いい加減、鬱陶しくなったので、クラウンは軽く腕を振った。
振られた腕を掴む幽霊だが、耐えられずぽいっと投げ出されてしまった。
床に手をつき、ううっと悲壮感たっぷり、さながら男に捨てられた女のようなポーズをして。
「っ、うー、“もう何がなんだかわかんない”」
よく響く声だと思ったのもつかの間。
「っ……」
壁にあった絵画がこちらに飛んできた。
横に避けたが、次なる物が降ってくる。
ソファーだった。
さすがにぎょっとしたが、前倒しのようにオーバー前転を決め込み壁にまで避難した。