【企画】バトル、それは甘美なかほり【キャラバト】
迂闊にもときめいた。
決して自分はロリコン趣味ではないが、よく考えれば、自分はまだ16だし、中学生ぐらいと関係を持ってもセーフな気が。
「絵本のキャラになに考えてんだーっ」
己の思考を抑制した。
ぐおー、と悶える織部お構い無しに立ち上がった赤ずきんちゃんは、無造作に織部の頭を踏んだ。
織部の額が床につく。
「まあ、土下座もしたことだし、許してあげるわ。私、鬼ではないから」
「立派な、鬼、じゃ……」
「ああ、顔をあげてはダメよ。私のスカートの中を覗いたとして、ロリコン変態家畜とあなたに不名誉なレッテルを貼るから」
言うならば、足をどけるまではそのままというわけか。
屈辱的ながらも、なんだか憎めないのは足にあまり力が入っていなかったためか。