恋の歌
でもアイツがそれを阻止した。







「おい。」







私は立ち止まった。







「アイツとどういう関係?」






後ろから聞こえる声は途轍もなく冷たい声だった。






私はゆっくり振り返り、アイツを見た。






「何で怒ってるの?」






私は恐る恐る聞いた。






「俺が質問してんだけど。」







一言一言が冷たくて泣きそうになる。







「お前ら付き合ってんの?」
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