執事と共に賭け事を。
「忘れてないでしょう」


そういいながら、ゆっくりとスローイングラインに立つ。


――安定したフォームから放たれるダーツは高得点ばかりをたたき出す。


ツバキの最後のラウンド。


「1103」


カウントアップの最高得点は1440だ。

それにかなり近い数字――驚異的な腕だった。
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