執事と共に賭け事を。
「んーっ、んっ」


金属製の猿轡を噛まされ、両腕は革の手枷によりむき出しの二の腕から後ろ手に固定されていた。

床から15センチほど底上げされた台にベルトで足が固定されており、完全に身動きが取れない状態であった。


そして何より、恵理夜の体は19・3・17のエリアに被さるように固定されていた。


首を的に固定されているせいで、頭もろくに動かせない状態だ。


先端がプラスティックのソフトダーツと違い、ハードダーツの先端は鋭い。

人に当たればただでは済まないことなど容易に想像できる。
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