執事と共に賭け事を。
恵理夜は、とっさにその水を止めた。

しかし、青年のパニックは収まきらずその場にうずくまろうとしていた。


「外に、出ましょう。少し、落ち着くと思うから」


恵理夜は、青年の覚束ない足取りに肩を貸しながら甲板デッキへと移った。
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