執事と共に賭け事を。
Ⅰ.きっかけ




「夏休みの最後の思い出に、船の旅なんてどうだ、恵理夜」

「船の旅、ですか」


祖父の言葉に、学校帰りの制服に鞄を抱えたまま、恵理夜は小首をかしげた。


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