レボリューション剣の会湯の街解放同盟
僕は、何とか目を開けながら立とうとした。
武器は、無しだと言ったじゃないかと抗議しようとしたところに藤本に顔面を蹴られた。
「純一、甘いんだよ!喧嘩なら何でもありだぜ。
ルールなんて信じる方が馬鹿だよ。」
藤本に蹴られてうずくまったところに腹に強烈なサッカーボールキックが入った。
僕は、砂浜を転がり藤本の攻撃をかわそうとしたが藤本は、執拗に追いかけて来て蹴った。
僕は、藤本の何度目かの蹴りを何とか避けながら足にしがみついた。
必死にしがみつきながら藤本の太ももに思い切り噛みついた。
そのまま藤本の足にしがみつきながら藤本を砂浜の上に倒した。
藤本の悲鳴が聞こえた。
僕は、藤本の上にまた馬乗りになった。
お互い息が上がっていた。
僕は、再び藤本の顔面にパンチを入れようとしたが藤本は、ブリッジで僕を返した。
まだ藤本にそんな力が残っている事に驚きながら2人は、立ち上がった。
僕は、藤本の頭突きと蹴りで鼻血がてでいたし、顔が腫れて熱を持っているのも分かった。
腹や胸などにも鈍痛があった。
藤本も顔が腫れて、鼻血が出ていた。
僕が噛んだ部分の作業着が破れて血が染みになっていた。