恋色語

部活!

4月も下旬になり、クラスのみんなは部活を決めていた。

決まっている人、まだ決まってなくてもいずれ決める人。


放課後、そんな中私達は…。


「ねえねえ渚、どこに入る?どれにする?どうしよう、ヨーグルト食べたい」

「あー分かったから。つかよくそれだけのビラ集めたね」

「えへへ、ぜぇー…んぶもらったんだよぉ♪」


佐織と教室の席で部活のチラシを出しあったが、佐織のチラシは数が半端ない。

おそらく断れずに片っ端から受け取ったのだろう。

私の含め、全部活を網羅してるかも…。ん、オカルト部?…うん、見てない見てない。


「とりあえず運動はパスで。同じ部活入ろう。文化部に見学でも行くかね?」



―茶道部―

「ぐっ…あ…足が…。つか苦っ」

渚脱落。



―演劇部―

「おお、悪い鬼さんを退治するですのぉ」

佐織、脱落。



―吹奏楽部―

「はないよね、行かなくてもわかる」

「渚には難しそうだし、私も高度なおたまじゃくしさんは…」
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