悲しいライオンのレビュー一覧
悲しいライオンは、また、幸せなライオンだったかも知れない。 宝石を得、得たものを守る為に、目を光らせ草原を駆ける瞬間は、雄ライオンにとってこの上なく光栄で満ち足りた時間だっただろう。 雄ライオンもまた輝きを放つ宝石であった事を、サバンナのライオン達はいつの日か思い出すのだ。 全ての輝ける宝石達へ贈りたい、胸を打つ作品。 読んでください。 きっと貴方の大切な誰かを想い出す。
悲しい…けれど他人事ではない現代の真髄を捉えた作品 目に見えるものはもちろん大切な事だが、見えないものの大切さも知る事が本当に大事なんだと気づかせてくれます 雄大なサバンナの百獣の王 強き心であるが故、見落としてしまう事 大切な事を見逃してはいけません どうぞ悲しきライオンの強き心を… 見過ごしてはならない大切なものをご覧ください。
大切なものの真の大切さ…。 例えば、家族だったり友達だったり、恋人だったり。いつもそばにいて「当たり前」だと感じるような近い存在。もちろん、大切すぎるくらい大切ですよね。でも、当たり前のことなんて何ひとつ、ないんです。失って初めてその価値に気づく?いえいえ、気づいてください。 きっと、この作品が教えてくれます。 大切なものの、真の大切さを。 サバンナの大自然の中、黄金色に輝く猛々しいライオンの姿。 大自然の中、生き生きと生きる彼らに、人間だけが感じる繊細な気持ちがちらちらと見え隠れするのです。 失ってから気づくのでは遅すぎる。あなたも、気づいてみませんか?大切なものの価値に。
あなたはこの物語を読んで、この強い雄ライオンに誰を見るだろうか? そして、美しく輝く雌ライオンに、誰を重ね誰を想うだろう。 誰かを好きになる時は一瞬で気付くのに 暖かく燃えていたものが冷める時はなかなか気付かないものなのかもしれない 愛している相手に『何を』与え、代わりに『何を』得るか 気持ちなのか身体なのか、それとも、カタチの見える金や物なのか それは当人同士でないと決められないし、等価交換でなくとも良いのだろう。そもそも決めてしまう事ではないのかもしれない。 今あなたの側に愛する人がいなくとも あなた自身の為にも、ぜひこの作品を読んでみていただきたい。 私は、心をギュッと掴まれた。