極悪彼氏
あのふたりとのケンカは気持ちいい。



スッキリした…。



「カケルのこととかあるのに…今ケンカしてどうすんスか…」

「イヤなら出てけよ。あのクソみてぇな３年に媚び売って仲間にでもなりゃいいだろ」

「絶対イヤっスよ!!俺は小田切さんのやり方について行きたいんスから!!」

「ならグダグダ言ってんじゃねぇよ!!俺は俺のやり方でやってんだよ!!」

「だったらアイツら黙らせましょうよ!!俺らだってカケルまでやられて納得行かないっス!!」

「今はまだ動く時じゃねぇ。そん時まで待ってろ」

「わかりました。俺、小田切さんを信用してますから」



わかればいい。



わからねぇバカは嫌いだ。



「イズさんとツキさん…どうしたの…。よくわかんないけど謝りなよコタロー!!」



ここにバカがいた…。



もう後で説明する…。



マジでめんどくせぇ…。



「帰んぞ、夢羽」

「ちょっとコタロー!!」



マジでバカだろ…。



< 257 / 480 >
表紙・目次

この作品をシェア

pagetop