極悪彼氏
【琥太郎】



とんだ誕生日だ。



ふざけやがって。



「ごめんってば~…」

「このための写真だったんだろ」

「だって小田切君手伝うって言ってくれたし…」



とりあえず俺を働かせた爽やかボーイを軽くぶっ飛ばした。



ちなみに本気ではない。



だって俺は機嫌がいいから。



夢羽がアホみたいな顔して俺にベッタリだ。



なにしてやろうか。



その後の文化祭は適当。



終わって即帰宅。



今から月いちの集まりだ。



「準備できたか?」

「うん、いいよ!!迎えに来て!!」



送った夢羽をまた迎えに行く。



さすがに制服じゃまずいからな。



もう厚着じゃなきゃ外に出れねぇ。



迎えに行った夢羽も上着を着ていた。



バイクだってこともわかってるからか、ショートパンツ。



俺的には生足がよかったんですけど。



もうブーツの時期か…。



「なんだ?ソレ」

「誕生日プレゼント!!」



なんか袋持ってる…。



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