極悪彼氏
アルコールで熱いカラダが外気で冷まされる。
でも今日は内側が熱い。
「コタロっ…」
「うるせぇよ…」
「んっ…」
自販機の横のシャッターに押しつけた夢羽。
ケーキ味の甘いキス…。
「ヤベッ…食いてぇ…」
「ウソでしょ!?こんなとこでなんてムリ…」
「我慢してやるから後で容赦しねぇ。今はコレで耐えとく」
「はぅっ…」
噛みつくようにキスした。
夢羽がうまくてうまくて。
もっと食わせろ…。
「ハァハァハァ…」
「そんな顔して戻んなよ?」
「バカコタぁぁぁ~…」
祝ってもらってる身で帰るわけにはいかねぇしな…。
早めに解散しよう。
倉庫に戻っても夢羽は酒でも飲んだようにボケッとしていた。
生まれて初めてハシで食った手作りケーキ。
生きてきた中でいちばん賑やかでいちばん幸せだと感じた誕生日だ。
飲んでないタイキが車で送ってくれた。
「タイキ~、モコ食うなよ?俺の幼なじみだから」
「モコ次第。俺は酔ってねぇし。それよりお前が飲み過ぎだろ」
酔ってる。
でも今日は内側が熱い。
「コタロっ…」
「うるせぇよ…」
「んっ…」
自販機の横のシャッターに押しつけた夢羽。
ケーキ味の甘いキス…。
「ヤベッ…食いてぇ…」
「ウソでしょ!?こんなとこでなんてムリ…」
「我慢してやるから後で容赦しねぇ。今はコレで耐えとく」
「はぅっ…」
噛みつくようにキスした。
夢羽がうまくてうまくて。
もっと食わせろ…。
「ハァハァハァ…」
「そんな顔して戻んなよ?」
「バカコタぁぁぁ~…」
祝ってもらってる身で帰るわけにはいかねぇしな…。
早めに解散しよう。
倉庫に戻っても夢羽は酒でも飲んだようにボケッとしていた。
生まれて初めてハシで食った手作りケーキ。
生きてきた中でいちばん賑やかでいちばん幸せだと感じた誕生日だ。
飲んでないタイキが車で送ってくれた。
「タイキ~、モコ食うなよ?俺の幼なじみだから」
「モコ次第。俺は酔ってねぇし。それよりお前が飲み過ぎだろ」
酔ってる。