Sweet bitter
――業務終了後。
あたしは課長との待ち合わせ場所である会社近くのバーにいた。
どうしよう。
なんだか凄く緊張する…。
課長とはセックスまでしたのに。
濃密な関係になってるのに。
あたしはドキドキとうるさい心臓を押さえながら、バーテンダーにカクテルを注文した。
「お待たせ致しました“アメリカン・レモネード”です」
少しして注文したカクテルがあたしに差し出された。
カクテルを飲むと、少しだけ気持ちが楽になった。
「――ごめん、待った?」
後ろから声を掛けられる。
ドキンと高鳴る胸。
そこにいたのは、課長だった。