Sweet bitter
「どう?気に入った?」
後ろに課長の気配を感じた途端、あたしはギュッと後ろから抱き締められた。
「はい。凄く気に入りました!」
あたしは胸元辺りに回った課長の手を握る。
「この部屋は夜景が凄く綺麗に見えるってことで有名なんだよ。カナ、こういうの好きそうだったから」
「はい!あたし、こういうの大好きなんです♪」
あたしは夜景を見つめたまま、課長に答えた。
「まぁ…俺は夜景よりカナの方が綺麗だと思うけど」
「えっ…?」
あたしは動作を止めた。
あたしの方が…綺麗?
「……カナ」
クルッと回転させられて、課長と向き合う。
「シャワー浴びたい?浴びたいならすぐに浴びてきて」
「えっ?」
「今すぐにでもカナを抱きたい」
!
あたしは身を固くした。