七転び…八起き?
チッ、と舌打ちを吐く霧也と梅田
視線を移した先には、Pocky を片手に持っている瀬那と智
「…いや、何でもねぇ。つうかお前ら、ブツはそれだけかよ?」
「おう。Pocky さんを手に入れたぜ。」
ピースでイェイ、と決める智に
梅田は拳を入れた
「いってぇぇ!何すんだよ梅田!」
「知らねぇ。気分だ。」
「はぁ?」と智は痛がりながら首を傾げた
梅田…智にあたんなよ
まぁ智に同情するだけ無駄だが…
ハァ、とまた溜め息を吐いた瞬間
俺の視界に掠めたもの
俺はそれを拾い上げた
「どした帆志?」
問いかけた瀬那も、手の中のブツを見て首を傾げた
「…USB ?」
落ちていたのは
USB メモリーだった